401-410
吐き出せぬなら呑み込めばいい アルカイックスマイル 掠め取られたその唇 狂ったお月様の散歩道 まほろばを探して君の処に 僕は君に成るそして君は僕に成る 準備期間 最早役目は果たさない 悲しいね、ほんの少しだけど 赦されるならばいまこの刻に 411-420 双眸の赫 トワイライトイリュージョン 幾千の太陽と月を瞳に映したか 微笑みは薔薇の棘のように 流れ星の涙は瞬く間に 殻の中じわりじわり腐敗する だからいいといっているだろうに 痺れた腕に愛の重さが加わった 手段の為なら目的は選ばない 緩やかに破滅の懐音を 421-430 愛と呼ぶには軽すぎて恋にしては重すぎる 黒リボンに意味を込めて 埋葬よりも風葬を 防腐剤は食べられない 伸びすぎた髪と痛んだ毛先 太陽が死んだ日 幾重にも重ねられた矛盾 白の部屋には狂気が宿り 黒の部屋には愛欲が住み着く 故に我は知り我は往く 431-440 息の仕方などとっくに忘れた さあ急げ さあ生き残れ 防弾ガラスを撃ち抜いて 名前の落し物 赤い雨が皆に降り注ぐ 破壊衝動 世界にたったひとりだけで 立ち向かうのですその両手で 腕一本で全てが終わるのなら 過ちはこれだったのです! 441-450 ぐるぐると同じことばかり 切ったら痕が残るのよ 私は果実を啄ばむ鳥になろう 駄目なの駄目駄目、駄目。 狂った天秤で何を裁きましょう ええ私は怖いのです、自分が 聞き分けの無い子供だね 帰りたいのに帰れない 体を蹴破り出てきたの なんて似合わない色だろうか |
451-460 |